顧客切替基本ルール

LPガス(プロパンガス)販売店は、お客様の自由な意思により選択できます。価格ばかりでなく安全管理やサービスなどを総合的に判断し、業者をお選びください。

近年、業者変更に伴うトラブルが報告されるようになり、業界では液化石油ガス法や民法、省令の趣旨を踏まえて、以下のような自主ルールを定めています。自主ルールは業者間で守るべきことと、お客様(消費者)にも理解を求め、守っていただくこと、協力していただくことを定めています。

基本ルール

1.解約は消費者本人の意思で

解約は契約当事者本人が行うこととし、代理人に委任する場合は、書面による委任状を示すことが基本となります。販売契約の当事者は、販売店と消費者なので、新業者が業者変更時に以前の販売店と消費者との契約を守らない場合も、契約違反の責は、消費者が負う場合がありますので、注意が必要です。

2.事前連絡を守りましょう

解約や業者変更は、契約書等で定められた事前の連絡を行いましょう。

3.原則一週間ルールを守ろう

業者変更による解約の事前連絡について、省令では「原則一週間ルール」が示されています。最低限、一週間前の連絡を守りましょう。

4.消費設備(配管)の清算

販売店が費用負担している消費設備(配管)がある場合は、残存価格による清算が原則となります。消費設備の費用負担については、販売店に確認しましょう。

5.供給設備無断撤去の禁止

撤去は設置した販売店が自ら行うのが原則です。消費者自身や新業者が勝手に撤去することは法律違反となります。

6.供給設備の撤去と清算

新業者へ移行する場合は、供給設備の撤去費の清算または撤去不能時の買い取りの確認が必要です。撤去と清算は同時に行います(同時履行の原則)。清算されない場合は、新業者の供給はできません。

7.保安引継ぎは確実に

引継ぎの際にも保安確保が原則です。保安台帳や点検記録、新業者による供給前点検が確実に行われているかを確認しましょう。