LPガス(プロパンガス)は環境にやさしい、次世代のエネルギーです。
LPガス(プロパンガス)を利用した発電システムの開発も進んでいます。送電線を使う電力会社の電力(系統電源)に対して、利用するその場所で発電するLPガス(プロパンガス)の発電は、分散型発電として、エネルギーセキュリティ(電力・燃料供給の安全保障)の面からも重要視されています。
LPガスのマイホーム発電
マイホーム発電は、もう実用化の段階を迎えています。省エネ効果が高く環境負荷が小さいLPガス(プロパンガス)は、家庭用コー・ジェネシステムとして、住まいの隅々にエネルギーを供給していきます。電気と給湯・暖房を同時に実現するエコウィルなどの商品の普及も始まっています。
コー・ジェネレーション
既に全国各地で導入されているLPガス(プロパンガス)のコー・ジェネレーション(熱・電供給)システムは、LPガス(プロパンガス)を使って発電し、さらに、その排熱をお湯や暖房などにも利用しようと考えられた省エネルギー効果の高いシステムです。発電所の電力の場合はエネルギーのわずか35%しか利用できていませんが、コー・ジェネレーションシステムでは、80%以上のエネルギー効率が実現できます。
LPガス(プロパンガス)燃料電池
燃料を燃やしてタービンを回転させる発電方式とは全く別に、電気分解の逆のはたらきで、LPガスや石油、アルコールなどから水素を分離し、電気を取り出すのが燃料電池です。LPガス(プロパンガス)は天然ガスなどとともに、水素を得やすい燃料電池の原料として有望で、1日も早い実用化に向けて実証試験が行われています。