災害に強いLPガス

地震や台風などで被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

災害時には、LPガス業界は一丸となって、被災された皆様の支援と被災地の復興に全力で努めて参ります。
地震災害の場合はまだ余震が起こる可能性があります。地震が起きたときは、すべてのガス器具の火を消して元栓も閉めて下さい。また、ガス臭いときや、ガス漏れ警報機が鳴っているときは、まず窓や戸を大きく開けて換気して下さい。
被災された皆様には、お見舞い申し上げますとともに、健康にご留意されますようお願い申し上げます。
ライフラインの担い手であるLPガス(プロパンガス)販売事業者は、地震災害時にも関係機関と連携し、迅速な復旧活動と被災者支援活動を行います。

写真提供:プロパン・ブタンニュース(石油化学新聞社)

災害時のLPガス(プロパンガス)の活躍

災害時に病院・避難所等の緊急調達に即応できる燃料であるLPガス(プロパンガス)は、各自治体とも災害時の調達についての取り決めを行い、要請に応じて速やかにガスを供給できる支援体制を整えています。

1995年の「阪神淡路大震災」で安全性に加え、その利便性により緊急時対応エネルギーとしての有効性も実証するとともに、2004年の新潟中越地震でも、度重なる激しい余震にもかかわらず、約2週間で復旧宣言が出されています。

阪神淡路大震災では、地中に埋められた都市ガス配管が寸断され、都市ガスの供給がストップ。復旧までに3ヶ月近 くの日数を要し、都市ガスの地震に対する弱さを露呈する結果となりました。それに対し、LPガス(プロパンガス)は11日で完全復旧しました。それはLP ガス(プロパンガス)はシリンダー(容器orボンベ)で供給されるので配管距離が短く、点検・復旧が容易だったからです。

エネルギーの安全保障の観点から、公共施設等においては地震対策として都市ガスからLPガス(プロパンガス)へ切り替えているところもあります。

小さく運んで大きく使えるLPガス