一般社団法人 北海道LPガス協会
会長 沼 田 常 好
旧年中は、全道会員の皆様には協会運営に、特段のご指導・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は、元旦の能登半島地震から一年が始まるという、大変重たい年始となりました。LPガス業界としては、設置期限を迎えた容器流出防止対策を始め、LPガス中核充填所の供給連携計画など、いざという時の災害に対する心構えを再認識したところです。
また、海外では相変わらず戦火に見舞われる光景が連日報道され、国内では円安物価高の状況下、あらゆる場面で国内経済にも影響が及んでいるところです。その余波は国内エネルギー全体にも広がり、我が業界のLPガス価格にもその影を落としている状況です。
我々の業界では、一昨年に引き続き第二次LPガス料金負担軽減対策として、LPガスユーザーに対し緊急支援値引きを実施し、国から北海道を経由しての補助金をお渡しすることが出来ました。全道においては、986社中979社の事業者に補助金事業に参加していただき(99.3%)、全道約130万世帯のお客様に、補助金をお届けすることが出来ました。
事業者の皆様には、冬季間の繁忙期にもかかわらず、補助金申請業務にお取組み頂きましたことに対し、心から御礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。
令和6年度「感謝キャンペーン」は、数えて23回目の開催となりました。
今年は、「丸ごと北海道を楽しく」のキーワードの元、昨年に引き続き「心おどるキャンペーン」とのキャッチフレーズで、LPガスを絡めて広い北海道を楽しんで欲しいとの思いを込めました。
全道での懸賞キャンペーンでは47,225通(内Web応募18,862=36%)の応募をいただき、結果2,000名のお客様に景品をお届けすることが出来ました。積極的に応募のお声がけをしていただいた事業者の皆様に、改めて御礼申し上げます
また、昨年は液石法省令改正に伴い、7月には「過大な営業行為の制限」と「LPガス料金の情報提供」が施行されました。さらに本年4月からは「三部料金制の徹底」が施行されることも決まっています。
長年にわたる商慣行是正に向けて、根幹となる「LPガス料金制度」の改革がいよいよスタートします。
事業者皆様におかれましては、新料金表作成や既存契約の設備費外出しの対応など、準備に大変な時期かと思いますが、お客様への信頼構築のために是非とも積極的なお取組みをよろしくお願いいたします。
事業者数が全国一多い北海道が全国の推進役となって、液石法省令改正に取り組んでまいりたいと思います。
そして、長年にわたり変えられなかったこの商習慣を、業界全体を挙げて取り組み、お客様から支持され、選ばれる販売事業者を目指してまいりたいと思います。
本年も全道各支部並びに事業者の皆様の発展と、会員皆様のご活躍とご健勝を心より祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。